コラム

強い刺激が効果があるという思い込み

強い刺激が効果があるという思い込み

Energy Handトリートメントは優しいタッチなので、強いマッサージになれている一般の方には「もっと強く揉むのかと思った」と言われることが多々あります

鍼灸振興会の経穴経絡/阪村修作著によると
「更に効くようにと一般に強い刺激を求めがちだが、ほとんどの病気に対しての治療、回復の作用は生理活動の内で、交感神経ではなく副交感神経の働きになる。この癒やしを活発にさせるのは、やわらかな、穏やかな刺激であり、強い苦痛を伴った刺激ではなくて氣持ち良い穏やかな刺激がより効果がある」と書かれています。

レッスンの中でも「脳のリラックスのためには優しい刺激であることが大切」である理由を色々ご説明していますが、それでも強く揉んで!と言われてしまうと自信がなくなってしまう方もいることでしょう。

体力があり、筋肉もあつくエネルギーのある「実症」の場合は強い刺激が向いているので、そういうタイプの方にはものたりなく感じて当然です(男性が多い)

それで良いのです

Energy Handは、いつでも・どこでも・誰でも施術できますが、万人に「一番好きな施術法」と言われることはありません。

体力がなく、冷えをともなった経過の長い弱った状態(虚証)の方にはぴったりなので、女性や高齢の方、病気をお持ちの方などにとても喜ばれるのです

「もっと強く揉んで」と言われてへこまないように!

の解説でした(^^)宝官