気疲れしない方法~プロテクションとは

気疲れしない方法~プロテクションとは 自分の境界圏を守りながら、他人と温かいコミュニケーションを楽しむための技術です。 「心に壁をつくる」「シャッターガラガラ」「仮面をかぶる」「鎧をつける」「ペルソナ」とは違います。素の自分のままで、不容易に傷つかずに自分を守りながらコミュニケーションを守るための意識です。HSPの方、不登校の子ども達を守る技術でもあります。 誰にでも簡単にできるプロテクションの意識 プロテクションは個人を守る方法、複数人を守る方法、場を守る方法と色々ありますが、皆さんに知っていただきたいのは自分個人を守る方法で、それはとても簡単です。イメージするだけで簡単に実践することができるのです。 プロテクションスーツのイメージ 自分の体のまわり10cmほどの部分に、厚みと弾力のある強い素材のスウェットスーツをまとっているようなイメージをします。宇宙服のようなイメージでも、映画「ベイマックス」のキャラクターでもかまいません。好きなイメージでよいので、頭から足先まですっぽりおおわれることが大切です。このプロテクションスーツで覆われている限り、邪気は自分の内側には入らず、温かい氣のやりとりはできます。筋肉のトレーニングと同じだと考えてください。腹筋を鍛えるためには、腹筋がひきしまるイメージをしながら、ぐっと力を入れると思います。すると筋肉は脳の指令により縮まり、それを繰り返すことで腹筋は強くなります。プロテクションスーツも、自分の体のまわりにある「氣」の密度をキュッと高めて弾力のあるスーツのようにイメージすることで、強く鍛えられるのです。本当にイメージするだけで自分を守れるのか?と不思議に思うかもしれませんが、まずは実践して下記の効果を実感してみてください。 プロテクションスーツの効果 人混みで疲れにくくなる 人とふれあう仕事で疲れなくなる(看護・介護・保育・教育など) 外出が怖くなくなる 傷つきにくくなる 風邪をひきにくくなる コミュニケーションをポジティブに楽しめるようになる 自分でプロテクションを強くするには プロテクションスーツはイメージの衣ですが、それを形作るのは「食」と「自然の氣」です。東洋医学でいう衛氣が関わっています。そもそも皆さんの体の中には「氣」が流れています。そして体の外にも「氣」が流れています。体のまわり10cmくらいをおおって私たちの体を守ってくれています。東洋医学において氣は、外からの冷えやウィルスの侵入から体を守る役割があるとされています。古代から身を守ることで知られていた氣ですが、ネガティブなエネルギー(悪意、冷たい言葉、態度、他人の疲労、哀しみなど)からマインドを守る効果もあると感じます。その氣の材料である「食」と「自然の氣」を充実させることでプロテクションを強くすることができるのです。 プロテクションに大切なもう一つの技術、グラウンディング プロテクションに欠かせないのが大地に根付く力、グラウンディングです。(⇒グラウンディングについてはこちらへ) プロテクションもグラウンディングも基本は、よく食べ、よく寝て、よく笑い、自然の中でよく歩くこと。当たり前のことばかり。そして柔らかく強いプロテクションスーツで守られているイメージをするだけで、今よりもずっとコミュニケーションが楽になります。コミュニケーションに難しさを感じている方がいらしたら、ぜひグラウンディングとプロテクションについて教えてあげてください。 さらに詳しく学びたい方は、グラウンディング講座にいらしてください。EHS湘南本部にて毎月開催しています。 ▼   「今どきの若い人って、なんでこんなに弱いの??」自分はプロテクションのイメージをそれほど必要としない方・応援したいけれど、今一つ理解できない方へ。 この概念は、今から50年前ほど前まではそれほど必要とされていませんでした。それまでの日本では日常に体を動かす機会がとても多かったことと、情報が必要以上に入ってこなかったこと、自然が身近にあったことが大きな理由です。ですから年配の方にとってはなぜプロテクションという概念が必要なのか、若い年代が繊細で打たれ弱く、ひきこもりが多いのかまったく理解できないでしょう。 しかし、平成生まれの方にとってプロテクションの問題は深刻です。生まれた時からインターネットの情報にあふれ、刺激的な視覚情報を大量にスピーディに処理しなければならない脳は、この変化に対応しきれていません。インターネットの進歩で他者との境界線があいまいになる世界を脳は想定していなかったのです。 必要か、必要でないかに関わらず、情報の海にのまれた子ども達はそこで泳いで生き抜かねばなりません。無防備なまま大海原を泳げというのは無理があります。昔はクーラーなど使わずに夏を過ごせ … 続きを読む 気疲れしない方法~プロテクションとは