2011年の震災直後から訪問されているボランティアチーム「チーム恵比寿」さんの主催で、今年も岩手県・宮城県への東日本大震災ボランティアに参加させていただきました。
トップの写真は、2019年4月7日に完成したばかりの気仙沼大島大橋です。
「まだ行ってるの?」と少々あきれぎみに言われることもある、とのことなのですが嵩上げ工事が落ち着き、ようやくここから建設が始まるスタートラインにたった、という印象です
この看板の右側が7万本の松林「高田松原」があり、白砂が美しい人気の海水浴場がひろがっていたところで、これから「高田松原津波復興祈念公園」が建設されるようです。
公園には震災遺構として
奇跡の一本松(7万本の防砂林から一本だけ生き残った松のレプリカです)と陸前高田ユースホステル※写真は2018年
下宿定住促進住宅(5Fまで津波がきたのに幸い死者が出なかったということで遺構が決まったようです※写真は2018年。今回もあまりかわない印象でした)
その他、道の駅なども残されるようです。運動場などの建設も通りがかりで見えましたので、スポーツもできる美しい公園になるのだと思います。
一本松の近くにあったガソリンスタンド「オカモト」さんは移転され、敷地内に東日本大震災資料館という小さなスペースが新設されていて当時の写真などを見ることが出来ます。
この写真で赤い看板の上に青い矢印で「津波水位15.1m」と書かれていますが、移設の際に短くカットしなければならなかったそうで、実際はビルの5階建てのビルくらいの位置でした。
移設前に、ポツンとそびえるその看板を見た時は言葉にできない衝撃でした。看板の向きがたまたま水の抵抗を免れたため、看板だけ残っていたのです。
公園ができたらきっと、バスツアーなどでたくさんの方がご自分の心に刻み込んでいただけるのだと思います。
さて、毎回活動の翌日は陸前高田のおとなりの大船渡市魚市場で朝食をいただくのですが、この美しさ!
新しくなった市場の建物はこーんなに素敵。魚市場がガラス越しに見学できるつくりになっていて、2Fからは絶景を眺めながらお食事がいただけます。
震災の資料館にもなっていて見応えがあります。
でも・・今年はなんとレストランが休業日!
ということで、近くの食堂でカレイの煮付け定食をいただきました。
そして、今年は完成したばかりの気仙沼大島にも訪問
美しすぎます
震災でフェリー乗り場が全壊してしまったために作られた大橋。震災当時は本島との物流が滞り、孤立してしまったのだそうです。
橋を渡った近くにある亀山を登ると、この絶景・・
これが360度見渡せます。この景色を見て頂上の愛宕神社をお参りするだけでも行く価値のある場所だと思います。
今回のことがなかったら、私は一生この景色に出逢えなかったのだと思うと、ちょっと感慨深い・・
さて、肝心のボランティアのご報告はここから。
陸前高田と釜石の2つのチームにわかれて仮設集会場での活動です。ヘアカットとお顔そりは大人気で、毎回、首を長くしてお待ちくださっているそうです。
活動中はあまり撮れませんから写真は少ないのですが、今回もたくさんの方にお越しいただき盛り上がっていました
宝官は今回トリートメントではなく、ミニタオルを使った「アロマ犬作り」で参加させていただきました。
午前中だけで9名の方に楽しんでいただき・・
この方が一番丁寧にカワイクつくろうと奮闘してくださって、この完成度!かわいいです~♪
とても楽しんでくださいました。
男性陣もがんばりました
お孫さんにあげるんだーっておっしゃっていました。
うーん、個性的♪
この仮設集会場では以前にも、同じワークショップがあったそうで「ああ、これね、知ってるよ(もういいや)」という感じの方もいらっしゃるし
どうせ上手にできないからいいわ、という方もいらっしゃる。
マッサージを待っている間の「ヒマツブシ」でつきあってやるか、という方が多いのですが、それでOKなのです。
チーム恵比寿の他のメンバーさんは、この8年間、年に何度も訪問するのですでに顔なじみで、共通の話題もありますが、年に一度しか訪問しない宝官は話すことがないわけです。
そこで、一緒にモノを作ることで「何色にしますか?」などの会話がうまれ、手を動かし出すと夢中になって笑顔が出ます。
そして香りを選ぶ時に「良く眠れる香りと頭がスッキリする香りとどちらがいいですか?」というようなコトを質問するので、さらに会話がひろがります。
このワークショップの目的は、お茶っこコーナーを盛り上げることなのです。
そして、多くの方が仮設を出られてバラバラに暮らされているからこそ、たまに集まるきっかけになっていただければ、という思いです。
「ああ、もうほんとうにどれくらいぶりだろう、この集会場にくるの・・来れて良かった」
というお声が聞けて、本当に嬉しく思いました。
若い世代の方は興味津々で、お子さんの夏休みの宿題にする!といって作り方を熱心に覚えていらっしゃる方も。
このアロマ犬をご家族に見せたり、お孫さんにプレゼントしたりして、そこで更に会話が増えたら本当に嬉しく思います。
色を選ぶ時「明るいのがいい!」と真っ先におっしゃって、濃くて明るいピンクやオレンジを選ばれた方が多かったのが印象的でした。
今回は、タッチケアやハンドケアなどのEnergy Hand(R)は使わなかったわけですが、直接ふれなかったとしてもエナジーハンドのポリシーが根本にあるからこそ喜んでいただけるのだと思います。
分析しない・評価しない・アドバイスしない・今ここを心地よくすることに集中する
そうやって幸せホルモンでつつまれる時間をギフトするのがEHAJのポリシーです。
活動の後は、現地の皆さんが手作りご飯をご馳走してくださって
夜には車屋酒場さんで新鮮な海の幸をたらふくいただき・・
たくさんの元氣をいただく東北の訪問ボランティア。
EHAJでは、会員さん向けにその都度募集のお知らせをさせていただきます。
一般の方も、マッサージはできなくても、興味のある方はチーム恵比寿さんへ連絡してみてくださいね
たくさんの感謝をこめて
●チーム恵比寿