講演会報告:認知症予防のための若返りアロマとタッチケア

先日の講演会活動のご報告です。

「今日からできる!認知症予防のための若返りアロマとタッチケア」

主催:まちだ雑学大学

日時:2019年6月4日(火曜日)14:00-16:00

会場:町田市民文学館2階大会議室

 


当日は快晴。100名収容の大ホールに、60代から80代を中心に、50名の皆さんが足を運んでくださいました。

「先着100名って書いてあったから、すごく早くから来てまっているんです!受付けまだですか?」

目をキラキラさせて、そんなふうにおっしゃってくださる女性も来てくださり、本当に嬉しい一日となりました。

まずは

認知症になりたくない、認知症が怖い!と心配すればするほど認知症に近づいてしまう「ネガティブ脳サイクル」についてご説明しました

 

ストレスが長引いてストレスホルモンが過剰に分泌され続けると、認知症に関係の深い脳の海馬という部分がダメージを受けてしまうことをご説明しました。

そして逆に、心地よくなればなるほど幸せホルモンであふれるポジティブ脳サイクルについてご説明しました。

 

そして、幸せホルモンで満たされる5つのポイントについてお話しました。

いい~♪というお顔をつくると表情筋から脳が快感ホルモン・ドーパミンの分泌を促すことが知られており、楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなるという脳の仕組みを利用する方法をご説明しました。

でも、落ち込んでいて外出するきにもなれない時に、楽しいこと考える、というのは難しいことです。

そこで嗅覚を使ってポジティブ脳サイクルをつくる方法としてアロマテラピーを、肌にふれる心地よい体験からポジティブのサイクルをつくる方法としてタッチケアをご紹介しました。

鳥取大学の浦上教授を中心とした研究チームによって、精油を使って朝の香り(ローズマリーカンファー精油&レモン精油)と夜の香り(真正ラベンダー精油とオレンジスイート精油)を使いわけ自律神経を整え、認知機能を若返らせることに成功した論文をもとに、具体的な使い方をご説明しました。

アルツハイマー病患者に対するアロマセラピーの有用性(論文)

健康長寿ネット(アロマと認知症についてわかりやすいサイトです)

 

実際に、お一人ずつ席をまわって、2つの香りを手首につけて香りを体験するワークをおこないました。

香りが何かを「考える」のではなく、香りを自分はどう「感じる」のかを表現するワークです。

日常にない脳の使い方ですが、それぞれ楽しんでおられました。

さらに、認知機能を高める楽しい体操「後出しジャンケン」をみんなでやってみました

会場はいっきに盛り上がり、皆さんの笑顔であふれました。

さらに体全体を使った「体ジャンケン」もご紹介し、みんなでやってみました。

そして、情報化社会の中で、自然の中で遊ぶという機会が少なくなってしまった日本の子供達を、こういう遊びを通して人間という「自然」にふれあう時間を増やし、健全に育つようサポートして欲しいというお願いをしました。

昭和生まれは、生まれた時にインターネットが存在しなかった最後の世代です。

子供時代に暗くなるまで外で自由に遊ぶことが許された、心と体のバランスを良い状態で育つことが許された「最後の世代」なのです。

昭和生まれの私達には「ふれる心地よさ」を通して触覚の大切さを次世代に伝えていく使命があります。

そこで、まずは自分にふれて、自分の体の声を聴くために、指の井穴を刺激して自律神経を整えるワークをしました

「ほんとだ!薬指ばっかり痛い!書いてあること全部あたってる!!」とあちこちからきこえてきました

さらに、目を閉じて、呼吸にあわせてゆっくりと押していくと「眠くなってきた~」「きもちい~」というお声が・・

会場全体がリラックスして幸せホルモンいっぱいの空気に包まれ、皆さんが優しい笑顔になられたのを拝見して、心から嬉しく思いました。

***

講演の機会を与えてくださった「まちだ雑学大学」の皆さま

そして、お一人ずつ席をまわって香りの体験やセルフタッチケアのフォローをしてくださった日本エナジーハンド協会の仲間に心からお礼を申し上げます。

笑顔で場を和ませることができる素晴らしいお力をもつ皆さんを、つくづく誇りに思いました。

日本エナジーハンド協会は「タッチケアで幸せホルモンで満たされる生き方」を提案する活動をしています。

その一つとして今回は講演会というスタイルで幸せホルモンをお届けすることができました。

0歳から100歳まで心も体も温めることができるタッチケアを日本全国にひろげてまいります。どうぞお気軽にお問合せください

 

おすすめ