世界が証明した「健康寿命のための条件」
人生100年時代を前に健康寿命を延ばすことが、多くの方の関心事になっていますよね。
今まで健康に長生きするために、様々な食事法や運動、禁煙が勧められてきました。
これは「体」の健康の基本であり、とても大切なことです。
でも最新の研究で、運動より禁煙より更に健康寿命に大切なことが「人とのつながり」であることがアメリカで研究発表されたのです。
世界が証明した「健康寿命 最強の条件」
「世界的にインパクトを与えたのが、アメリカで発表された148研究(対象者およそ30万人)をメタ解析した研究結果です。
長生きに影響を与える要因を調べたところ、肥満解消、運動、禁煙よりも「人とのつながり」が長生きへの影響力が高いことが分かったのです。
日本の研究でも、「人とのつながり」が「運動」よりも寝たきりの危険度を下げることが明らかになってきています。(NHKガッテン!)」
1日3回、人に親切にすることを1ケ月続けた結果、寝たきりの原因になる炎症物質が減ったとのこと。
また、人とのつながりが少ない人ほど死亡率が高まり、孤独は心臓病や脳卒中のリスクを3倍高めるといった研究結果も報告されていました。
「人とのつながり」は「心」の健康に欠かせないものです。
『人とのつながりが少ないことは、心臓病や認知症、筋力低下を引き起こし、結果として「早死にリスクが50%高くなる」というアメリカの調査結果が発表されるなど、体の衰えを加速させる最大の要因とわかってきました。
イギリスでは今年1月に「孤独担当大臣」が誕生して、国をあげての対策に乗り出したほどです。(ガッテンより)』
番組内で紹介されていたのは「自分が喜ぶことをする」ことよりも「社会に役立つことをする」ことよりも「人に親切にする」ことが健康効果が高いという研究結果はとても興味深いものでした。
情けは人のためならず!親切にする側が健康になる秘密
タッチケアを実践している私たちにとって、人に親切にすることが健康につながることは体で実感しています。
「人に親切にする」ということはオキシトシンを分泌させる行為だからです。
【幸せホルモン・オキシトシンの効果とは】
- 心の安定
- 人を信じるきもちを育てる
- 感謝するきもちを育てる
- 愛するきもちを育てる
- 良好なコミュニケーションを推進する
- ストレス耐性を高める
- 痛みの減少
- 血圧、心拍の安定
オキシトシンはストレスホルモンであるコルチゾールと拮抗作用にある幸せホルモン。
オキシトシンを増やすことで、コルチゾールを減らすことができるのです。
そして、誰かのためを思って自発的におこなう行為がオキシトシンの分泌を促すのです。
相手のことを思いやる言葉、優しいタッチング、見つめ合うこと、ハグすること、すべて心がこもっていればオキシトシンの分泌につながります。
逆に心がこもっていない自分勝手な行為であれば、ハグしてもタッチしてもオキトシンは分泌されません。
心を込めた温もりのタッチケア、Energy Hand®では、施術する側がとろけるような心地よさと多幸感を味わうことを日常的に体感しています。
それは施術者自身のオキシトシンの分泌が高まっているからです。
タッチケアの第一人者である桜美林大学の山口創先生の実験によると、トリートメントを受けた人とおこなった人の血中のオキシトシン濃度を測ったところ、タッチケアをうけた人よりも、施術者のほうが約2倍オキシトシンの増加が見られました。
タッチケアを受ける側は、自分のために受けますが、施術者は常に相手を思って行動しています。その違いが数値で表れたのです。
何歳からでもタッチケアのギバーになれる!
心や体に障がいがある方も、認知症の方も、小さなお子さんも、誰でもギバーになれるのがタッチケアです。
デイケアホームのボランティアにて、利用者さんから職員さんへ「いつもありがとう」のタッチケアをしていただきました。
自分が受ける側ではなく、やる側になった途端に杖を放りだして歩き出し、笑顔になられたことを今でも鮮明に想い出します。
職員さんは「涙が出そうになっちゃった、本当にありがとう」と心からの感謝。
それをうけて全員が笑顔と拍手。
誇らしげなご長寿さん。
この時の温かい空気は本当に感動的でした。
この後、「あの時、私がやったわよねぇ」と何度もおっしゃっていたそうです。
幸せな記憶として強く心に刻まれたことを、心から嬉しく思っています。
なぜタッチケアが良いのか?
幸せホルモンはタッチケアだけでなく「嬉しい、美味しい、気持いい」時に増えます。
ではなぜタッチケアが効果的なのかというと、五感の最も基礎となる「触覚」に直接アプローチするからです。
触覚だけが「今ここ」の瞬間を共有することができます。
目や耳はごまかせても、肌はごまかせない。
そして、一方通行ではなく、双方向の感覚。
優しくふれることは、優しくふれられることです。
自分も人も幸せホルモンで健康効果を高められるのがタッチケアなのです。
年齢も性別も国籍も関係ない。肌と肌の温もりで「ありがとう」が循環する社会へ
残念なことに、多くの高齢者や若者から「生きている意味がわからない」という声をお聴きします。
でも、温もりのタッチケアで幸せホルモンに満たされる時、そんな疑問はふきとびます。
「生きているってあったかいな、幸せだな、嬉しいな」ただそれだけで、いいんだな・・と思えるのです。
タッチケアを暮らしに取り入れるだけで、年齢も性別も国籍も関係なく、肌と肌の温もりで「ありがとう」が循環する社会をつくることができます。
あなたは大丈夫?
寝たきりを予防する人とのつながり度チェック
ここまで、人とのつながりが健康寿命を延ばすことをまとめてきました。
そこで自分は今どういう状態なのか、東京大学高齢社会総合研究機構の飯島先生による「人とのつながりチェックシート」でセルフチェックしてみましょう。
まとめ
いかがでしたか?
- 人との温かいつながりが少ないと心臓病や認知症、筋力低下を引き起こし、結果として「早死リスクが50%高くなる」
- 1日3回、人に親切にすることを1ケ月続けた結果、寝たきりの原因になる炎症物質が減った
- 人とのつながりが少ない人ほど死亡率が高まり、孤独は心臓病や脳卒中のリスクを3倍高める
- タッチケアをうけた人よりも、施術者のほうが倍近いオキシトシンの増加が認められた
よく食べ、よく寝て、よく歩く、今までの体の健康習慣に加えて、人とのつながりがいかに大切か納得いただけたでしょうか?ポイントは多くの人とワイワイすること、定期的に同居家族以外の人と外で会うこと。それもイヤイヤではなく自発的に楽しい活動であること。
日本エナジーハンド協会では、タッチケアを通して、それらをすべて叶えるライフスタイルを提案しています。
自分も人も元氣にできるEnergy Hand®で、健康で生甲斐のある感動の多い人生を一緒に楽しみましょう!
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