前回は気配り上手な方がなぜ疲れてしまうのかについて書きました。慣れない場所や人といると疲れることは誰もが経験していることですよね。でも仲の良いお友だちや楽しい集まりだったはずなのに、家に帰るとどっと疲れて動けなくなってしまうこともありませんか?楽しかったはずなのに・・それはもしかするとエナジーバンパイヤが関係しているのかもしれません。
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エナジーバンパイヤとは
エナジーバンパイヤという言葉を聞いたことはありますか?エナジー(energy )=氣、バンパイヤ(Vampire)=吸血鬼。直訳すると「氣の吸血鬼」。吸血鬼なんて言うと恐ろしいような感じですが、あなたの身の回りによくいらっしゃるし、自分もそうなりかねません。あまり良い言葉ではありませんが、イメージがつきやすいと思いますので説明させていただきますね。
元気の「氣」は本来、自然から自分の力で氣を養うのものですが、自分で満たすのではなく人の氣をいただいて満たすタイプの方をエナジーバンパイヤ(サイキックバンパイヤとも)といいます。それを意識的におこなっている確信犯のエナジーバンパイヤもいらっしゃるし、自分ではそうと気付かずに悪気なく人の元気を吸い取ってしまう場合もあります。
農業でいえばエナジーバンパイヤは焼き畑農業。その土地に栄養がなくなれば、次のターゲットへと移ります。人でいうと、元気な人、運気の良い人を渡り歩くのが特徴です。もしあなたの友達で、自分がうまくいっている時だけ声をかけてくる人がいたら、少し注意して様子をみてみるといいかもしれません。
エナジーバンパイヤに氣をもっていかれるとどうなるか
他の気疲れ同様、楽しかった場を離れるとどっと疲れが襲ってきて眠らずにはいられません。でも純粋に楽しくてはしゃぎすぎたり、太陽のもとで遊び疲れる時も、電池が切れたように眠ってしまいますよね。その場合は翌朝にはスッキリ!楽しかった満足感と爽快感が残るはずです。しかしエナジーバンパイヤに氣をもっていかれた場合は、泥のように眠った後も喪失感が残ったり、やる気がなくなったり、体のだるさが残ったりします。あれ?楽しかったはずなのに、どうしてこんなに疲れが残るんだろう・・と不思議な感覚になります。それが本当に楽しくて疲れた時の場合との違いです。
エナジーバンパイヤの種類
1.ネガティブなエナジーバンパイヤの特徴
ネガティブ・エナジーバンパイヤの口癖は「私なんか」「どうせ私は」「私には無理」「自信ない」~I’m not O.K.~です。誰でも自信のない所はありますよね。初めてのことや、自分が不得意な分野に自信がないのも当たり前。だからこそ、自分に足りない部分を誰かに「手伝って」といえることは素晴らしいことです。できない部分について人に頼るという意味ではなくて、全般的に自分の能力を過小評価して自分でエネルギーの通り道をふさいでしまっているタイプの方です。まわりの方は「手伝ってあげたい」「支えてあげたい」と感じて、つい自分のエネルギーを過剰に注いでしまいます。
2.ポジティブなエナジーバンパイヤの特徴
ポジティブな場合のエナジーバンパイヤは、カリスマ性のある人気者によくいらっしゃるタイプです。人を自分のペースに巻き込み、知らず知らずのうちにエネルギーを吸い取り自分のパワーをアップしていくタイプの方です。話は楽しくキラキラしていて魅力があるので、引き寄せられていきますが、相手のハイペースにあわせるために自分のエネルギーを消耗していくので、離れるとどっと疲れが襲ってきます。カリスマ性のある方がすべてこのタイプかというとそうではありません。離れてみると虚しさが強くなり「利用されただけ」と感じた場合は、ポジティブ・エナジーバンパイヤの可能性があります。相手のペースにかまわずに自分のペースに巻き込んでいく、というのが特徴です。
エナジーバンパイヤにならないために
誰でも落ち込むことはあるし、生まれつきの個性、育った環境、生い立ち、傷ついた経験などによってエナジーバンパイヤになる可能性はあります。でも「いつもあの人に会うと疲れる」なんて言われたくないですよね。エナジーバンパイヤにならないためには、焼き畑農業ではなく自分の力で土から耕す農業へと意識を変えればいいだけなのです。
自然から元氣をチャージする自分になる
元気な人から元気をもらうのではなく、大いなる自然から元氣をもらい続ければ、エナジーバンパイヤになる必要がありません。いつも元氣と自信に満ちあふれている状態をキープすれば良いわけです。具体的には、食う寝る歩くをしっかりおこないグラウンディングを強い状態に保つこと。エナジーバンパイヤと遭遇?しても、自分の元氣を無意識にもっていかれないように「私は私」のエリアを強固にするプロテクションの意識を高めること。
ここでいうプロテクションとは、鎧をつけるとか、壁をつくるとか、エナジーバンパイヤを攻撃するとか、そういったことではありません。そもそもエナジーバンパイヤは敵ではありません。そういう状態の方がいるのも自然なことです。けれども必要以上に巻き込まれて無意識に気疲れしないように、意識を変えていくだけのことです。
ネガティブ・エナジーバンパイヤはサポートが必要な場合があります
様々な事情で自信がなくなり、ネガティブな思考サイクルから抜け出せなくなることは誰にでも起こりえることです。あなたのまわりにも、支えてあげたくなる友人がいらっしゃるかもしれません。その中には、本当にサポートが必要な方も多くいらっしゃいます。
ネガティブなエネルギーの中にいても、自分を削ることなくサポートができたら素晴らしいと思いませんか?そこで、日本エナジーハンド協会では、お疲れの方のサポートをするときに自分自身も疲れてしまわないように、そして自分自身がエナジーバンパイヤになってしまわないように、グラウンディングとプロテクションのところからしっかり学んでいただいています。
誰だって自信がなくなる時も、疲れて動けなくなってしまう時も、知らず知らず人を疲れさせてしまうことだってある。そんな時、温かく優しい手で「お疲れさま、大丈夫だよ」って背中をさすってもらうだけで元氣になれるものですよね。
車がバッテリー切れになってしまったら、エンジンがかかるまでは第三者のサポートが必要です。でもその後またバッテリー切れがおこらないように、注意して足を動かすことは自分の努力でできること。切れたらまた人からもらえばいいや、と考えて努力しないのはエナジーバンパイヤ。でも自分の足でしっかり歩きたい、エナジーバンパイヤになるのはイヤだ!と思っているけれど体が動かなくて困っている方には、エンジンがかかるようになるまでエナジーハンドでお手伝いしたいと思っているのです。
エナジーバンパイヤが近くにいても大丈夫な自分になる
家族や職場にエナジーバンパイヤがいる場合は、毎日顔をあわせるわけですし逃げ出すわけにもいきません。そんな場合でもグラウンディングとプロテクションを学ぶことで、毎日の疲れを減らすことができます。もしあなたに心当たりがあるのなら、エナジーハンド入門講座を学びにいらしてください。
●気疲れにサヨナラ!自分でストレスを癒す5つの方法~エナジーハンド入門講座