5)こどもとタッチケア

不登校の子に親として何ができるか

学校に行きたがらない子供に親として何が出来るのか。ぶれない母になる決意。

30代のIさんは2人のお子さんがいる主婦です。上のお子さんが小学校2年生の時、学校に行きたがらないことが増えてきました。

校門まで送ってあげることはできる。

帰ってきたら「おかえり」と明るい声で迎えておやつを用意することもできる。

休み時間にひとりぼっちだったとしても、それは誰が悪いということでもないし、お友達とケンカしたとしても、それも成長のために必要な経験のひとつにすぎない。

そんなことはわかっている。

ただ、学校に行くことを嫌がる子供のかわりに学校に行ってあげることだけはできない。

親として何ができるのか・・

Iさんは悩んで、考えて・・

「ぶれない母になりたい」とグラウンディング講座にいらっしゃいました。

受講後にIさんはこんなふうにおっしゃっていました。

「○○ちゃんにxxって言われた、という話を聞いては動揺し

○○ちゃんに無視された、と聞いては胸がえぐられるように痛む。

しまいには、帰ってきたら心配そうにかけよって「今日はどうだった?いじめられなかった?大丈夫だった?」と質問責めにする始末・・

そのことが、子供にとって大変なプレッシャーだったんだと気づきました。

そして、自分がこのことでとても傷ついていることにも気づきました。

ひとりぼっちを嫌がっているのは、自分だったのだと思う。」と。

そして、Iさんは学校に行くまえに玄関でお子さんにプロテクションスーツを着ることを習慣づけました。

プロテクションスーツとは、グラウンディング講座の中で学ぶイメージの衣です。

これを着ていれば、嫌な事いわれても、何かあっても心が痛くなることはないからね。

そういって変身します。

「お母さん、一人じゃ着れないから後ろのチャックあげるの手伝って、なんて言うんですよ」

とおっしゃる。

もちろんイメージの話です。

でも、どんなダメージも受けないためには、きちんとチャックを上までしっかり閉めるイメージがとても大切です。

お子さんはお母さんの話を信じた上で、仕上げにお母さんの手で自分を守るスーツを完成させたかったのでしょう。

お母さんが一緒に守ってくれる、その玄関の儀式は二人にとってとても大切なものになりました。

そしてIさん親子は、少しずつお互いに楽になっていかれました。

自分が変わると、まわりも必ず変わっていきます。

お母さんが楽になれば、子どもも必ず楽になります。

お母さんが強くなれば、子どもも強くなります。

それを実感できるのがグラウンディングでありプロテクションです。