3)自分らしく生きる。豊かさとライフワーク

根拠のない自信、強いほうですか?

あなたは根拠のない自信が強いほうですか?

根拠のない自信とは、何かがあった時に「なんとなく、私は大丈夫」と思える力です。

この力がないと、自分の決断や行動に自信をもつことができにくくなります。

「これでいいのかな?大丈夫かな?誰かに聞いてみよう」というように、常に人の評価に頼り、そのためにふりまわされることが多くなりがちです。何かを決める前に、人の意見を聞くのはとても大切なことですが、自分で決断したら、あとは迷わずに行動にうつしたいですよね。

それができるのが根拠のない自信の強さです。その強弱はどのようにつくられるのでしょうか?

目次

1.根拠のない自信がつくられるのはいつ?

2.「根拠のない自信」3つのタイプ

 2-1きっと大丈夫タイプ

 2-2これでいいのかなタイプ

 2-3葛藤タイプ

3.根拠のない自信をつくる方法

 3-1パートナーと育てあう

 3-2出産・育児で自分を育てなおす

 3-3タッチケアで自分を育てなおす

 3-4タッチケアを誰かと楽しむことで自分を育てなおす

4.まとめ

1.根拠のない自信がつくられるのはいつ?

根拠のない自信がつくられるのは乳児期です。

歩くことも話すこともできない赤ちゃんは、家事をしてくれるわけでも、お金を稼いでくれるわけでもありません。何の役にも立たないけれど、その命そのものを愛され、尊ばれ、大切にされて成長します。

  • わたしは生きているだけで尊ばれる。
  • わたしは存在するだけで喜ばれる。
  • わたしは愛されている。
  • わたしはここにいていいのだ。

この想いは、心の中核に硬い芯をつくり「根拠のない自信」となって、その子の人生を長く支えることになります。

2.「根拠のない自信」3つのタイプ

2-1きっと大丈夫タイプ

根拠のない自信が強い人の口癖は「なんとなく」です。

「なんとなくそう思ったから、やってみたの。大丈夫、大丈夫、なんでもやってみないとわからないからね~。」

なんて無邪気な笑顔で言えてしまいます。やりたいことを、自分のタイミングで行動にうつせるタイプです。

成人してからも、このように言える人は乳児期に無条件に愛され、大切に育てられた人でしょう。

2-2これでいいのかなタイプ

どんなに優秀な成績を収めても、どれほど人に評価されても、なんとなくいつも自信がなく「本当にこれでいいのかな?」という不安が頭をよぎります

この自信のなさが、協調性の高さや思慮深さ、献身的な行動力、人の意見を聞く力を高めることにつながった人は組織の中で尊ばれることが多々あります。ただし、リーダーシップを求められ「自分の責任で自由にやりなさい」と人を先導する地位になると苦しくなってしまいます。

このようなタイプは、乳児期に泣くという意思表示に対して適切な対応がされなかった可能性があります。たとえば、おなかが空いた、オシメを変えて欲しい、遊んで欲しい、などを泣くことで自己表現したときに、まわりに人がいないなどの状況で、どれほど全力で世界に訴えかけても私の意見は誰も聞いてくれない=自分には価値がない、という経験が心の土台に刻み込まれてしまうのです。

2-3葛藤タイプ

一番多いのは、自信が強い時と弱い時が交互にあらわれるタイプでしょう。

一人で考えている時は素晴らしいアイデアが思い浮かび、きっと私ならこれを達成できるに違いないという氣力にあふれているのですが、いざ行動にうつそうと思うと急にいままでの氣力が嘘のように消滅し、まだ何も始めていないのに「そんなの私には無理に決まっているよ。無駄に傷つくだけだから、何もしないほうがよっぽどマシ」という強力なストップがかかってしまいます。

このタイプは、乳児期に無条件の愛情に包まれて、根拠のない自信の土台をしっかりつくってもらえたのですが、その後成長する段階で、否定され、比較され、条件付けの愛情を注がれた場合におこりやすいことです。

はじめは無条件に愛されていたのに、ある時から急に「いい子にしていれば」「優秀なら」「お母さんの言うことを聞くなら」大切にされる、という条件付けが強くなり相反した二つの軸を持ちながら成長します。

これは誰にでも多少はおこることですが、この差が極端だった場合、矛盾した二つの軸は成長してからも自分の中で葛藤をうみ、生き辛さにつながることもあります。

3.根拠のない自信をつくる方法

3-1パートナーと育てあう

根拠のない自信は、無条件に安定して愛情を注がれることで育まれます。もしあなたが、どのような自分でも受け入れてくれて、お互いを尊重し、無条件に愛しあえるパートナーにめぐりあうことができたら、幼少期がどのようなものであっても、自分を育てなおし自信を深めることができるでしょう。

ただし出逢いは自分の努力だけではどうにもならない場合もあるため、この方法以外にもあることを知っていただきたいと思います。

3-2出産・育児で自分を育てなおす

もしあなたが出産・育児を経験する年代であれば、赤ちゃんを育てることで自分も育てなおすことができます。なぜなら、出産時も授乳時も幸せホルモン・オキシトシンが多く分泌することになるからです。

新しい命を無条件で愛し、大切にすることで、無条件に愛され大切にされる自分へと生まれ変わることができるのです。

乳児期に無条件で愛される経験というのは、触覚を通して得られるものです。抱っこやおんぶで温かい肌の温もりを感じること、目と目をあわせて自分だけに意識を集中させてくれること、優しく大切にふれられること。

その優しい刺激よって皮膚にあるC触覚繊維が刺激され、幸せホルモン・オキシトシンが分泌されます。

オキシトシンが増えることで

  • 愛着形成
  • 人を信じる力を育む
  • ポジティブマインド
  • 自己肯定感が高まる

などの作用が高まり、根拠のない自信が心の土台に育まれていくのです。

3-3タッチケアで自分を育てなおす

それでは、結婚、出産、育児をしないと自分を育てなおすことはできないのでしょうか?そんなことはありません。あなたが今何歳だったとしても、タッチケアを楽しむことで自分の力で自信を育むことができます。

優しくふれること=優しくふれられること

もしあなたが自分が自分に優しくふれることで心地よさを感じられるタイプなら、セルフタッチケアを楽しむだけで、幸せホルモンを増やすことができます。

お風呂上りにクリームを塗る時やボディケアをする時も、ふれる心地よさを感じながら、いつもがんばってくれている体に感謝をしながら優しくふれてみましょう。ポイントは赤ちゃんをなでるようなリズム、強さ、感覚です。

もし「きもちいい」と感じたなら、きっと幸せホルモン・オキシトシンが増えているはずです。自分の体の声を聴く習慣ができることで、心身の不調にも気づきやすくなり、無理をしないという感覚が育ちます。誰かに頼まれても無理をして奉仕することが減ってくるはずです。断っても自分の価値が下がらない経験を積み重ね、自信が高まることでしょう。

3-4タッチケアのギバー(施術者)になって自分を育てなおす

根拠のない自信が弱い人、不安定な人は、セルフケアで心地よさを感じるのが難しいことがよくあります。

もしあなたがそうなれば、自分が施術側のタッチケア・ギバーになることをおススメします。

自信がないのに、ギバーになるということに矛盾を感じるかもしれませんが、このタイプの方は人に喜んでもらうことならやる気がおこるという方も多く、自分以外の誰かに優しくふれることで幸せホルモンを増やすほうが習慣化しやすいとうい特徴もあります。

タッチケアで主軸となる触覚は、五感の中で唯一相互関係を持っています。あなたがタッチケアで誰かに優しくふれると、自分が優しくふれられたことになり、人に喜ばれながら自分の幸せホルモンを増やすことができます。しかも、ふれる側のほうがより多く幸せホルモンが増えるという研究データもあります。

誰かに優しくふれて幸せホルモンを増やす経験を繰り返すことで、やがて自分で自分にふれただけで幸せホルモンを増やすこともできるようになります。まさに自分の力で育てなおすことができるのです。

4.まとめ

根拠のない自信は、自分自身で高めることができるということをご理解いただけたでしょうか?

基本的には乳児期の肌のふれあいによって育まれるものですが、何歳からでもタッチケアで幸せホルモンを増やすことで自分を信じる力を高めることができるとEHAJでは考えています。

行動や思考の変容は難しいものですが、タッチケアによって触覚から育てなおし、幸せホルモン効果によって自然にポジティブ脳サイクルになっていく体からのアプローチをぜひ多くの人に知っていただきたいと思います。

そして、Energy Hand®のタッチケアは、何歳でも幸せホルモンを増やすタッチケアが楽しめるように研究した技術です。

コミュニケーションに苦手意識がある人も、自信がない人も、どうぞ安心して学びにいらしてください。

自分を信じる力を高め、やりたいことをやりたい時に自由に行動できる力を手に入れましょう。

タッチケアで幸せホルモンに満たされ、出逢いと感動の多い人生を楽しむ人が増えることを心から願っています。

文:EHAJ代表 宝官明子

 

→自分と身近な人の幸せホルモンを増やすレッスン