手のケアで腰痛が楽になる訳

皆さんは、ボディトリートメントを受けて効果を翌日以降も感じられた経験はありますか?

「その場で気持ちよさや体の軽さが実感できても、わたしの体験上、翌朝も楽だったことはあまりないんです。整体なんかは、すぐ戻っちゃう。」

クイックマッサージやボディマッサージを受けた当日は良いけれど、またすぐにコリが戻ってしまうと感じる方は少なくないでしょう。

そして肩が痛い時は肩を、腰が痛い時は腰をもみほぐすのが一番良いと信じている方も多いと思います。

Energy Hand®のタッチケアは、筋肉をもみほぐすこともしませんし、不調のある部位に直接ふれないこともよくあります。

それなのに、翌日以降も楽な状態が続いている、という嬉しいお声がよく届きます。

それはいったいなぜなのでしょうか?

事例1)翌日も腰が楽だった!

ご両親が立て続けに入院されて、多忙な上、腰に痛みを感じていたゲストが、花まるタッチ®の10分コースを受けてくださいました。

ほんの短い時間だったにも関わらず、体が軽くなったと大変喜ばれ、さらに施術の翌日に「ここしばらく寝起きに痛かった腰が、今日はなんともありませんでした」とのこと。

ケアを担当した認定エキスパートさんからは

「花まるタッチ®で痛みが和らいで、しかもその場だけでなく翌朝も効果を実感してもらえたことが、とてもとても嬉しかったです!
その場だけでなく、翌朝も楽だったのは、これも心・氣・体トータルでケアできているからこその持続力なのでしょうか?」

というご質問をいただきました。

結論から申し上げると、まったくその通りです!

Energy Hand®のタッチケアが心・氣・体の全体に働きかける技術だからであり、それをエキスパートさんが実践できたからだといえます。素晴らしいですね!

そしてこのような事例はよくあります。

事例2)腰にふれていないのに腰痛が楽になった!

フルタイムで一日中座りっぱなしのお仕事のゲストさん。職場でのストレスも多く、腰痛でお悩みでした。

Energy Hand®タッチをうけてくださった後、体が驚くほど軽くなったととても喜んでくださいました。

家に帰ったら家族から「あら?整体に行ってきたの?」と聞かれたそうです。姿勢よく楽そうに歩いていたからだろう、とのこと。

Energy Hand®タッチは指先からひじ上までのケアですから、痛みのある腰に直接アプローチしたわけではありません。でも痛みがなくなったために、自然と歩く姿も美しくなったのでしょう。

当日も喜んでいらしたのですが、もっと驚かれたのは翌日のことでした。

翌日は珍しく雪が降り、凍ったアスファルトを歩いて会社に行かなければいけない状態でした。
ただでさえ、気温が低い日は筋肉が固くなり痛みが強くなるというのに、凍った道を歩くのですから、いつもより緊張して力が入って疲れますし、またギックリ腰になってしまうのではないかという不安が高まります。

一度でもギックリ腰を経験したことがある人ならおわかりでしょうが、またあの痛みが起こるかもしれないと思うだけで、体に力が入りますよね。
きっと会社につくまでに、へとへとになってしまうだろうと心配されていたのですが、予想はみごとにはずれました!

ご自分でも驚くくらいサクサクと歩くことができたのだそうです。

ヒザも腰も痛みを感じることなく無事にお仕事に集中することができた!翌日までこんなに良い状態が続くなんて!と驚きと喜びの声を届けてくださいました。

それにしても、優しくふれるだけでなぜこのような効果が翌日以降も長続きするのでしょうか。

その理由を体、心、氣にわけてご説明しましょう。

腰痛が楽になる理由~体へのアプローチ

どちらの事例も、患部の筋肉をもみほぐしたわけではないのに腰痛が楽になったというご感想をいただきました。

タッチケアの場合、筋肉ではなく感覚神経へアプローチすることで、痛みを和らげる効果も期待できるのです。

皮膚は人間にとって最大の感覚器。皮膚という感覚器から集められた刺激は脳に集められ下記のように働くと考えられます。

肌に優しく心地よくふれる

C触覚繊維が興奮

信号が脳に届き脳がリラックス

幸せホルモンの分泌・自律神経のバランス

体全体の不調に対して良い影響を与える


C触覚繊維とは

C 触覚線維は、脳では自己の意識や感情と係る「島皮質」や「前帯状皮質」、さらには自律神経の中枢である視床下部にも届いている。
だから、自分自身の情動を感じる役割も果たし、自律神経のバランスを整えて、自己の存在感といった自己意識を高めるはたらきもしている。さらには共感という他者の情動を知覚する機能まで持っている。

出典:日本東洋医学系物理療法学会誌 第 42 巻 2 号/桜美林大学山口創教授特別講演より


島皮質(とうひしつ)というのは、幸福度に直結するといわれている脳の部位で、心の温かさも体の温かさもここで認知しているといわれています。

自律神経は皆さんご存じの通り、命に直結する神経で、体温、ホルモン、免疫など体を守る重要な役割を調整しています。副交感神経と交感神経のバランスが整うことで様々な脳の機能がスムーズに働きます。

脳の誤作動を防ぐという意味でも、この部位がスムーズに働く環境をつくることが重要であり、そのためにタッチケアが有効だと考えられるのです。

痛みを感じているのは脳だから

2つめの事例では、腰痛に対して筋肉をもむどころか、患部にふれてもいません。
指先からひじ上まで優しくふれて、C触覚繊維を刺激するとリラックスの信号が脳に送られます。そして脳がリラックスすることで、直接ふれていない部位の不調も和らいだと考えられます。

痛みを感じているのは「脳」なので、痛みの信号を不適切に出していた場合には、それがリセットされることで痛みが消えたように感じる場合があるのです。

その痛み、本当にその部位の痛みですか?

また、痛いと感じている部位に痛みの原因が存在しているとは限りません。

たとえば関連通で有名な心筋梗塞の場合、心臓そのものに痛みを感じるのではなく左肩に痛みを感じます。
左肩を損傷しているのではないのですが、脳には心臓ではなく肩の痛みとして伝わります。

この場合、心臓がよくなれば左肩のしつこい痛みも消えていきます。

週に1度はマッサージにかからないと体が辛くて仕事ができない、という人が筋肉ではなく内臓に問題があったという事例は少なくありません。内臓のトラブルを筋肉のコリによる痛みだと思い込んでしまう可能性があるのです。

私たちの体はすべてがつながっていて、痛みという危険信号は脳に送られて脳で痛みを感知しています。
しかし間違って伝わることもあるのです。

腰痛の85%は原因がわからない?

腰痛の85%は明確な原因がわからないといわれています。


病院の外来を受診する腰痛患者のほとんど(約85%)は原因の特定できない非特異的腰痛です。』 医療先進国のひとつである日本においても、腰痛の85%の方が「厳密な原因が特定できない状態」にあるのです。
出典:東京腰痛クリニック


原因がはっきりしなくても、痛みを感じているのは「脳」であることに違いはありません。
脳がリラックスして本来の良い状態に戻ることができれば、間違えて伝わっている痛みが消えることもあるのです。

患部ではなく手にふれる意義~心へのアプローチ

Energy Hand®のタッチケアでは、不調のある部位がどこだったとしても、脳をリラックスさせることを最優先に考えます。

そして脳をリラックスさせるために最も効果的なケアする部位は「手」です。

痛みを感じている患部でもなく、脳に近い頭部でもなく、手にふれることが脳の体性感覚野、運動神経野をひろく刺激して短時間で効果的にリラックスできるのです。

手の施術を大切にする理由はそれだけではありません。
てのひらを感じで書くと「掌」。手と心という漢字が組み合わされていて、たなごころとも読みます。

好きな人と手をつないだ時の安心感や幸福感は誰もが経験していると思います。
手ではなく、腕をくむ、肩をくむことでも、安心感はありますが、掌を重ねるということは、それとは異なる特別感があるのではないでしょうか。

非常に敏感な感覚センサーである掌は、ウソを簡単に見抜きます。

手と手を重ねるタッチケアでは、そこに心がこもっているのか、形だけなのか、明確に伝わってしまうのです。

ですから、温かい心のこもったタッチケアは、

  • 自分が大切にされていること
  • 自分が尊い存在であること
  • 自分が受け入れられていること

について「今ここの事実」として感じることができます。ふれる側も、ふれられる側も、短時間でラポール(信頼関係)をつくることができ、心も体も温めることができるのです。

それは前述の島状皮という部位で、心の温かさと体の温かさを同様に認知しているからです。嫌なことがあったり、緊張したりすれば体が冷えますし、逆に嬉しいことがあったり、リラックスすれば体が温まることは経験済みですね。

温かい手と心に包まれて、安心感の中で脳が深くリラックスすることができ、様々な健康効果を得ることができると考えるのは自然なことです。

もしふれていても、そこに心がなく、作業的に手を動かしていれば、それほど効果は得られないかもしれません。

実際、心の温かさと体の温かさがリンクしているというだけでなく、心の痛みと体の痛みも脳では同じように感じているということがわかっています。


心の痛みを感じたときの脳活動:帯状回前部と両側半球の島に特異的な活動が見られ、それは実際に針などで痛みを与えたときとほぼ同様の部位であった。
出典:2007年6月7日生理学研究所 論文情報より


脳にとっては、心の痛みも体の痛みも同じなのです。

原因のわからない痛みこそタッチケア

腰痛の85%が原因不明だということが示すように、医学では治療することが難しい、体の機能的な問題ではなく心因性の不調が数多くあります。

そのような時こそ、Energy Hand®の心を込めた温かいタッチケアが喜ばれるのではないかと思います。

さて、ようやく冒頭の質問「なぜ効果が長続きするのか」について、ご説明することができます。

今回の事例では、心因性ストレスによる不調だったため、特に効果が長続きしたのではないかと考えられます。

事例1では大切な家族の入院、事例2ではストレスの多いお仕事が腰痛に大いに関係していたのではないでしょうか。

痛みの主な原因が体の故障だった場合、体のケアをすることで良い状態が長続きするはずですが、原因が心にある場合は、いくら体をケアしてもまたすぐに不調が戻ってきてしまいます。

心の痛みを言葉で表現しなくても、原因を追究しなくても、ケアできるのがタッチケアの良さでもあります。

このことから、病院の検査などで原因不明とされ、治療も手当もできずにお悩みの方にこそ、楽しんでいただきたいと考えています。

さらにEnergy Hand®のタッチケアでは、氣の効果も加わります。

氣の効果、まだ疑っていますか?

先日、日本テレビの「カズレーザーと学ぶ。」という番組でツボを刺激する経絡治療の効果について実験がありました。大変わかりやすい事例がありましたので、ご紹介させてください。

Energy Hand®の技術は、感覚神経にアプローチする「タッチケア」と経絡にアプローチする「氣の技術」を組み合わせています。

今回のテレビ番組では、「合谷」というツボに鍼を一本さした状態で体温の変化をみるという実験がおこなわれました。Energy Hand®タッチの中でも刺激するツボです。

出典:日本テレビ「カズレーザーと学ぶ」2024年2月6日放送

合谷は上半身の血流を促進する効果があるといわれているツボなので、その通りの効果が目で見てわかるところが興味深いと思いました。

また実験中、鍼で刺激しているのは片手の合谷ですが、反対の手も、頭部、腹部も血行が促進されて温度が上がっています。
ツボを刺激するこの実験でも、直接ふれていない部位にも効果があらわれることが実証されました。

未だに目にみえない「氣」の存在を疑う人もいらっしゃるかもしれませんが、WHO(世界保健機構)でも経穴の場所についてすでに国際基準が設けられています。

EHAJでは、心と氣と体の三方向から健康を考えることを基本としています。

たとえば、体が故障しているわけではないし、心に悩みがあるわけではないのに、なんとなく不調があるという方はいらしゃいませんか?

✔体が重い、冷える、眠れない

✔やる気が出ない、人生にワクワクを感じられない

といった不調は、体や心の問題ではなく氣の問題であるという可能性があります。

体の不調に対する医療や専門家は世の中にたくさんいらっしゃいます。

心の不調に関しては、よほど難しい状態になってから心療内科などを受信するほかは、まだケアが充分とはいえないと感じます。

さらに氣の不調にいたっては、まだほとんど知られていません。

そのためEnegy Hand®のタッチケアの素晴らしさをご説明するのが難しい状況ではありますが、心と体を温めるタッチケアに氣めぐりの技術を組み合わせて、心・氣・体をトータルでケアする技術であることを、体験してくださった一人、一人が感じてくださったら嬉しいです。

その人に必要なことがおこる

私たちは、お悩みの原因がなんであるかはあまり問題にいたしません。それがセラピーとの大きな違いです。

私たちギバーは、天地につながる透明のパイプとなって、内氣を高め自分を良い状態に保てるよう努力しています。

そうやって笑顔と温かい手をつくることが、自分自身の健康にも大きく貢献しています。

そして施術の時は、目の前のその人が本来の良い状態で笑顔になれるように、心をこめてふれることだけに集中します。

0歳も、100歳も、病んでいる人も、夢でいっぱいの子どもたちも、みんな同じように心を込めてふれます。

その結果、痛みが和らいだ人、ポジティブになった人、涙を流される人、お仕事がはかどる人など、効果は様々です。

脳がリラックスして本来のポテンシャルを発揮できるようになれば、脳が自動的にその人に必要な効果をもたらしてくれるのです。

まとめ

Energy Hand®のタッチケアで腰痛が楽になるのは、心氣体すべてにアプローチする技術だから。

  • 感覚神経を通して脳をリラックスさせる効果
  • 心をこめた施術で心因性ストレスを和らげる効果
  • 氣めぐりを促す効果

今回の腰痛の事例では、心因性のストレスが和らぐことにより、良い状態が翌日以降も続いたと考えられます。

何が理由でも、どのような不調でも、脳を良い状態に戻すことでその人に必要な良い効果が得られるのがEnergy Hand®のタッチケアなのです。

あなたの手を待っている人がいます

このように素晴らしい効果が期待できる技術ですが、医学への専門知識をたくさんもった高名なお医者さまより、身近で信頼できる人からうけたほうが効果が期待できます。

タッチケアは医師と患者の関係ではなく、一緒に幸せホルモンを増やす対等な関係です。

Energy Hand®で大切なのは、知識や技術力より人間力。

ですからもしあなたが、タッチケアを通して、自分も人も元氣にする生き方がいいな、と感じてくださるなら、ぜひ学びにいらしてくださいね。

強い力もいりません。難しい専門知識も必要ありません。

あなたの温かい手を待っている人が必ずいます。

一対一で心をこめておこなう技術なので、一人でも多くのギバーに増えて欲しいと考えています。

強くもみほぐさないと、体は楽にならない、という思い込みが少しでも消えていくことを願っています。

EHAJ代表 宝官明子

 

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